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沖縄での「七草粥」 [沖縄]

7日は「七草」の日。

あまり沖縄では「春の七草」は知られていません。

セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ

俺も名前はわかるんだけど、バラバラに並べられても

どれがどれだとわかる自信がありませんw

七草がゆを食べると、正月で疲れた胃を休ませることができ、

ことしの万病を防げるといわれていますね。

確かに、正月に食べ過ぎ飲みすぎで疲れた胃には優しそうな気がします。


最近では沖縄でも、スーパーで本土式(?)の七草粥のセットが売られているのを見かけます。

沖縄の新聞に「県内でも“七草がゆ”浸透」ということが書かれていましたが、

いやいや全然。

確かに毎年パックで売られているのは見ますが、「浸透」はしていないだろ~!



沖縄では「七日の節供(ナンカヌスク)」という季節の行事があります。

といっても旧暦の、なんですけどね。

現在でも糸満など旧正月を新正月よりも盛大にやる地域もあります。


で、その「七日の節供(ナンカヌスク)」の日に本土の「七草粥」のようなものを食べる週間があります。

でも実際は、本土の七草粥と同じくらい食べる習慣がありません。

具材は、フーチバー(ヨモギ)、シマナー(高菜)、オオバコ、ンスナバー(フダンソウ)、リュウキュウコスミレ、、デークニバー(大根の葉)、ジービラ(ねぎ)などのような沖縄で普段から見かける野草が入ります。

菜雑炊(なーじゅーしー)と呼びます。

その雑炊を仏壇や火之神に供えて、無病息災を祈ります。


【ジューシー】というのは雑炊のこと。

ジューシーにも炊き込みご飯のようなものを「くふぁじゅーしー(硬いジューシー)」と呼び、

雑炊のように柔らかいものを「やふぁらじゅーしー」とか「ぼろぼろじゅーしー」とか呼びます。

菜雑炊とは、野草を入れた雑炊のことです。

「フーチバー」だけをつかった「フーチバージューシー」は普段から食べる人もいます。

わざわざ「七日の節供(ナンカヌスク)」の日に菜雑炊を食べるという習慣が

現在ではあまり見られないのは、普段から食べられるものだからなのかもしれません。

本土の「春の七草」は時期ものですが、沖縄は一年を通しての気温差が少ないため

草花や野菜などに変化がないんですよね。

料理にも季節感を感じさせるものが正直少ないんです。

fuchiba10.jpg


フーチバーとは「ヨモギ」の沖縄での呼び名です。

ただし、沖縄のヨモギは本土産のヨモギに比べるとでかくて野性味が強いです。

「フーチバージューシー」は飲み会の次の日なんかに食べると、

効き目がよくわかりますw

ヨモギの匂いがダメな人は食べられないだろうけど、俺は好き。

やさしーい味で食べ飽きません。

フーチバージューシーを炊き込みご飯に混ぜているものもありますが、

基本的には柔らかい「ボロボロジューシー」とすることが多いと思いますし、

俺もフーチバージューシーは柔らかいほうが好きだな。




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タグ:沖縄 料理 季節
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